マーチン取引は絶対にNG

鬼村です👹

今回は「マーチン取引」について書きます。

💡「マーチン取引」とは

バイナリーで多く使われる資金管理法を指します。

簡単に言えば、負けるごとに2倍、4倍、8倍、16倍、32倍、64倍、128倍、256倍…と賭け額を増やしていく「倍プッシュ」戦略です。

非常にシンプルで世界的に有名な取引手法です。BOだけでなく、カジノなどで使われている場合も多いテクニックでもあります。

💡バイナリーでなぜマーチンはNGなのか

多くの初心者がマーチンゲールの怖さや仕組みをロクに理解していないで利用しています。

今回は「マーチンはダメ！危険です！」と理由もなく否定するわけではなく、

1つ1つ順を追っていてマーチンゲールの仕組みを論理的に解説していきます。

では、具体的にバイナリーでマーチンゲールは何故やってはいけないのか？を解説していきます。

・勝率50% 1000円エントリーで3回マーチン上限するとどうなる？

上記の条件でシミュレーションしてみます。

勝ち額が880円だったとしても負けた時に9600円以上。

つまり「1回マーチンが崩壊したら、それを取り戻すのには約11回かかる」

そして３マーチン上限の場合は、12.5%の確率で3連敗で破綻します。

これは「8回に1回は3連敗」が起こるという事です。

1万円運用だと1回破綻、2万だと2回破綻でおしまいです。

いかにマーチンゲールが簡単に資金をショート（破産）させてしまうか容易に想像つきますよね。

わかりやすく1000円で説明しましたが、取引を続けていく以上 1回1000円エントリーのままで終わるはずがないわけで。

5000円でやったり、1万円でやるとさらに資金が減るスピードは早くなる。

バイナリーで100万や1000万単位のマイナスを出す人がいるのは、これが理由です。

・破産確率が格段に上がる

マーチンゲールというのは構造上、

破産確率は上がっていくのに、期待値は一切上がらないという性質があります。

マーチン回数が増えるほど「大きいリスク」を背負う事になります。

ですが勝った場合には1回目の利益しか出ない。

マーチンしたところで目先の勝てる確率は上がりますが

絶対に勝てる保証はどこにもない

無限にマーチンゲールを行えば理論上は勝率100%ですが、

最大エントリー額（ハイローの場合は単発20万 連打500万）や

資金の問題で無限にマーチンを続ける事はできません。

マーチンが崩壊する場合も考慮しなくてはならず

バイナリーにおいてはかなり不向きな手法なわけです。

・ペイアウト率の問題

バイナリーオプション取引には、全ての業者でペイアウト率（払い戻し率）が設定されています。

ハイローオーストラリアの場合をあげてみると

「エントリーすればするほど手数料がかかる」と考えていただければと思います。

ペイアウト率のせいで、プレイヤー側はエントリーした時点で不利な状態から始まっています

バイナリーオプションにおいては、ペイアウト率によって

『単純に2倍プッシュのマーチンだと回数をこなせばこなすほど、利益がペイアウト率のせいで減る」ということが起こります。

よって、バイナリーでマーチンゲールを行う場合はペイアウト率を考慮した倍率のベット方法にしないといけません。

みたいな感じでエントリー額を増やしていく必要があります。

つまり3マーチンする手法であれば、最低エントリー額である1000円ベットでも9600円以上初期資金がないとこの手法は成立しません。

9600円以上失うリスクを背負うにも関わらず、
勝っても880円しか利益を得られない。

このことからわかるように損大利小で資金効率がとてつもなく悪いです。

💡マーチン推奨業者は例外なく偽物

マーチンを行うと目先の勝率は上がったように見えますが、

資金効率の悪さ、破産確率、期待値は変化しない事から、

ユーザーを破産へ一直線にさせるのがマーチン取引の正体です。

僕のもとへ相談に来られる方の中にも

「有料配信のマーチンで資金を失った」

「勝率90%を謳っていた手法を買ったらマーチン込みだった」

などの相談が本当に後を絶ちません。

断言しますが

マーチンを使った配信

〇回マーチンで勝率90％以上

このような内容で勧誘してくる人間は

99%の確率で詐欺業者です。

仮に今マーチン取引をやっているなら今すぐやめることを推奨しますし、

マーチンを使ったシグナル配信に参加しているのなら距離を置いた方が良いでしょう。

本当に勝てる手法、勝ってるトレーダーは

定額ベットでしっかりと資金が増やせるので

多大なリスクを背負うマーチン取引をする必要がありません。

日々研究して、勝てる勝率を探していく事の方が

勝ち組への近道だと思います。

それでは今回はこの辺で♪